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電動スーツケース。外国人観光客とみられる人が乗って移動していた=2024年6月27日、大阪市中央区、小島弘之撮影
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 旅行用のスーツケースにハンドルやアクセル、ブレーキがつき、乗り物として走り出す。そんな「電動スーツケース」で公道を走行したとして、中国籍の女性が大阪府警に書類送検された。国内ではあまり見慣れないが、時速10キロ以上のスピードが出るという。だれが、何のために――。

  • 電動スーツケースを無免許運転か 全国初の摘発

 3月下旬、大阪市福島区をパトロール中だった福島署員が、車輪やハンドルのついたスーツケースにまたがって歩道を走る女性を発見した。職務質問し、スーツケースの提出を受けたという。

 府警によるとこの電動スーツケースは、前輪から後輪までの長さ約62センチ、幅約28センチ。ハンドルにはアクセルや、ボタン式のブレーキがついており、荷物を収納する部分にまたがり、スクーターのように乗ることができるという。最高速度は時速約13キロで、内蔵したバッテリーで車輪を動かす仕組みだ。

 ネット通販では約10万円で販売されている。府警によると女性は留学生で、「中国の通販サイトで買った」と説明したという。

 そもそも、電動スーツケースとは、どのような用途のためにつくられたものなのか。

 国内で販売する会社の担当者…

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