厚生労働省が入る合同庁舎=東京都千代田区 厚生労働省は26日、一斉点検に伴って停止していた電子処方箋(せん)システムを27日から再開すると発表した。点検が終わっていない医療機関には、引き続き電子処方箋を発行せず、紙の処方箋で対応するよう求めている。 このシステムをめぐっては、医師が処方した薬とは別の薬が薬局に伝わるトラブルがこれまでに7件報告された。一部の医療機関や薬局で、薬につける番号のひもづけに誤りがあったことが原因。厚労省は20日にシステムを停止し、一斉点検を始めた。新たなトラブルは報告されていないという。