単独トップの金峰山は大関豊昇龍にはたきこまれ、2敗に後退。1差で追っていた王鵬は霧島に投げられ、土がついた。尊富士は大関琴桜を突き落として、豊昇龍、霧島らとともに3敗を守った。大関大の里は勝ち越しを決めた。
2敗 金峰山
3敗 豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士
首と右手を負傷しスランプに
前まわしは取れなかった。それでも霧島は圧力をかけ続けた。王鵬の一瞬の隙を見て回り込み背後をとると、土俵外へ送り投げた。4日目から続く連勝は9に伸び、「白星が出てからは大丈夫と思っていた」と支度部屋での表情は明るい。
9連勝は、2度目の優勝を果たした2023年九州場所以来7場所ぶりだ。当時の番付は大関。翌場所は綱とりが期待されるほどの実力があった。この日の取組を見た八角理事長(元横綱北勝海)は「(王鵬とは)力の差があったね。いい時の霧島に戻ってきた」と評価する。
もともとは相手の胸に頭を付…