Smiley face
写真・図版
積雪が平年の3倍になった青森市内で、厚い雪に覆われた駐車中の自動車=青森市
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 青森県内は昨年末から大雪に見舞われ、道路の除排雪の遅れなど日常生活に支障が出ていることから、青森県は4日、豪雪対策本部を設置し、県庁で会議を開いた。本部長の宮下宗一郎知事は「今回の豪雪は災害という認識だ。県の最優先事項として、市町村と連携して除排雪などの対策に取り組んでいく」と述べた。

 県内では12月下旬から冬型の気圧配置が強まり、雪が断続的に降っている。県によると、今月3日午後8時現在での積雪は青森市で112センチ、弘前市で104センチ、五所川原市で100センチなど、津軽地方を中心に平年の3倍を超える量となった。

 大雪のためJR奥羽線や青い森鉄道の一部区間では運休が続いているほか、これまでに延べ約7100戸で停電が発生している。市道など生活道路を中心に除排雪も間に合わず、雪道での歩行者の転倒や車のスリップなどの事故が相次いでおり、市民生活にも大きな影響が出ている。

 県は管轄する国道・県道で除排雪の時間を拡大するほか、道路の除排雪が追いつかない市町村については、比較的雪が少ない地域から応援を出す取り組みを進める。停電には、市町村に速やかな避難所開設を促していく。

 今回の大雪での被害状況は分…

共有