青森県は1日、宮下宗一郎知事が肺炎にかかったため、対外的な公務を3日まで取りやめると発表した。宮下氏は自宅で療養しているが、メールなどでの対応は可能なため職務代理者は置かないという。4日には県庁に登庁する予定。
県によると、宮下氏は先月29日からせきが止まらず、息苦しくなったため1日に青森市内の医療機関を受診したところ、肺炎と診断された。新型コロナやインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎の検査もしたが、いずれも陰性だったという。
8月29日は仙台市へ出張し、国土交通省東北地方整備局長らと面会。翌30日には東北大学で講演して青森に戻り、31日は自宅で過ごしたという。
県によると、宮下氏は8月21日夜に発熱したが翌朝には熱が下がったため、対外的な公務を取りやめるなどしながら公務を続けていた。23日は大雨による十和田湖周辺の被害状況を視察し、28日には県主催の戦没者追悼式に参列するなどしていたが、次第に体調が悪化したという。