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山形中央の小坂楓投手=2025年6月10日、ヤマリョー、渡部耕平撮影
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 第72回春季東北地区高校野球大会は10日、山形県中山町のヤマリョースタジアム山形と米沢市営野球場で1回戦6試合があった。

 青森山田(青森1位)、八戸学院光星(青森2位)、久慈(岩手2位)、仙台育英(宮城1位)、聖和学園(宮城2位)、学法石川(福島2位)が勝ち、準々決勝に駒を進めた。

 11日は聖光学院(福島1位)ー久慈、青森山田ー仙台育英、八戸学院光星ー学法石川、聖和学園ー能代松陽(秋田1位)の準々決勝4試合が2球場で予定されている。

【10日の結果】久慈6-5山形中央 青森山田4-3東北文教大山形城北 学法石川4-3酒田南 聖和学園3-2青森北 仙台育英4-3明桜 八戸学院光星2-0盛岡大付

(10日、春季東北地区高校野球大会1回戦 久慈6―5山形中央)

 長嶋茂雄さんは「野球というスポーツは人生そのものだ」と、よく色紙に書いていた。山形中央のエース小坂楓(かえで)投手(3年)は、長嶋さんを「少し知っている程度」だが、その言葉のような、山あり谷ありの試合を経験した。

 久慈(岩手)戦に先発。緩急を生かし、一回は2者連続三振に打ち取り、四回まで無失点と好調に滑り出した。四回の攻撃では右越えに2点三塁打を放ち、投打でチームを引っ張った。

 しかし、思うままにいかないのも人生。十回に1点を勝ち越したものの、直後の守備にほころびが出て同点に。十一回まで粘投したが、最後はやや甘く入った球を打たれ、5―6で惜敗した。

 「いろんなピンチがあっても、気持ちを切り替えて投げることはできました。今度は最後まで0点に抑えられるように、夏までに鍛えます」と奮起を誓った。

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