第107回全国高校野球選手権青森大会の組み合わせ抽選会が26日、青森市の県総合社会教育センターであり、出場する48チーム(52校)の組み合わせが決まった。
7月11日は県営野球場(青森市)で開会式のみを行い、12日から1回戦が始まる。決勝は24日にはるか夢球場(弘前市)で行われる予定。
開会式での選手宣誓は、大湊の飛内樹人(とびないみきと)主将(3年)が務める。
今夏は、県営、はるか夢、八戸市長根公園の3球場で行われる。昨夏の会場だったダイシンベースボールスタジアム(青森市)とメイプルスタジアム(六戸町)は改修工事のために使用しない。
今大会では暑さ対策を強化し、昨年まで各球場の判断で行われていた三回と七回終了時点での各3分間のクーリングタイムを全試合で実施することにした。
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選手宣誓は大湊の飛内樹人主将
第107回全国高校野球選手権青森大会の開会式で選手宣誓を担うことになった大湊の飛内樹人主将(3年)は、20人以上いる希望者の中から大役を引き当てると「『よっしゃ!』と思った。大舞台には自信がある。今からワクワクします」と笑顔を浮かべた。
1年生だった一昨年の夏、選手宣誓をした他校の先輩の姿に憧れた。グラウンドの選手やスタンドの観客らの視線を独り占めにした光景を、今もはっきりと覚えている。「かっこよかった。自分もやってみたいと思いました」
小学4年から野球を始め、高校では「チームを引っ張る存在になりたい」と主将に立候補した。この夏、2年越しの夢がかなう。「大会の幕開けにふさわしく、堂々と元気よく、自分と青森のすべてのチームを鼓舞するような選手宣誓をしたい」と目を輝かせる。
これまで支えてくれた人への感謝と、野球の楽しさを伝えられる内容にしたいという。「チームを勢いづけて、粘り強い野球で下北から甲子園出場を成し遂げたい」と力強く語った。
青森山田が連覇か、対抗馬は? みどころ解説
48チームが出場する青森大会のみどころをブロックごとに解説。シード校の主将らの意気込みも聞いた
Aブロックは青森山田が優勢
2連覇を狙う青森山田が頭一つ抜けている。投打とも昨夏の甲子園を経験した力のある選手をそろえ、昨秋、今春の県大会も制している。
追うのは第5シードの聖ウル…