吹奏楽団「彩」=2025年7月26日午後4時43分、青森市、江湖良二撮影

 第67回青森県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が26日、青森市のリンクステーションホール青森で開かれた。2日目の中学生小編成の部に35団体が出場し、東北大会に出場する3団体が決まった。

 最終日の27日は小学生、小学生小編成、高校小編成、大学、職場・一般の部がある。結果は次の通り。(○は東北大会出場)

 【中学生小編成】金賞=板柳(板柳)、津軽(弘前)、白銀(八戸)、○中里(中泊)、○八戸市・ピアチェーレジュニア吹奏楽団(八戸)、○第二(弘前)、大館(八戸)、三戸(三戸)、金木(五所川原)▽銀賞=古川(青森)、西北ジュニアウインドブラスNEXT(五所川原)、野辺地(野辺地)、義務教育学校六戸学園(六戸)、東目屋(弘前)、東通(東通)、三条(八戸)、七戸(七戸)、尾上(平川)、大間(大間)、第四(弘前)、第五(三沢)、吹奏楽団「彩」(佐井)、第一(八戸)、長者(八戸)、市川(八戸)、東(十和田)▽銅賞=福地(南部)、佃(青森)、第二(八戸)、上北(東北)、小中野(八戸)、江陽(八戸)、鶴田(鶴田)、第二(三沢)、藤崎(藤崎)

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 音楽室の壁に「吹奏楽団『彩』県金‼」の貼り紙。3年生2人と2年生3人総勢5人のメンバーは「すべての人に感動してもらえるような演奏」が目標。楽器は全員が中学校に入ってから始めたという。少人数ならではの良さ、「洗練された響き」を追究する。

 演奏するのは「バレエ音楽『コッペリア』より」。場面がころころ変わり、一つ一つの場面が魅力的。その良さを引き出す演奏が課題という。「技術を極めるよりも、音楽の感動を伝えることに重点を置きたい」と指揮する熊谷絵美教諭。

 今年から佐井村立佐井中学校の部活動から地域クラブに移行した。小学生や地域の人も入れるが、今のところメンバーや練習場所、指導体制は変わらない。好成績をあげて新しいメンバーを勧誘したい気持ちもある。

 部長でアルトサックスを担当する大石翔和さん(3年)は「楽しくやることが大事」と話す。

 大石さんは本番の後「やりきった。演奏しているメンバーと目があったり、音がはまった瞬間があったりして楽しかった。演奏自体も楽しかった」と振り返った。

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