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会見に臨む甲府市の樋口雄一市長=2024年4月9日、甲府市役所、米沢信義撮影
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 静岡県の川勝平太知事が、職業差別と受け止められかねない発言をしたことで批判を浴び、早期に辞職する方針を固めたことについて、甲府市の樋口雄一市長は9日、「すぐ辞めると報じられているので、それは色々な面で私は歓迎したい」と述べた。

 定例会見で報道陣の質問に答えた。樋口市長は静岡県の入庁式での川勝知事の言動について「『静岡の水を守る』と言いながら、水を大切に使っている職業の皆様をおとしめるような発言だったので、静岡県全体を本当に愛していらっしゃったのかと思う」と疑問を呈した。

 また、「(静岡県の)関係市町村の首長も知事の考えについていけないと聞いていた」とし、任期については「それ(満了を迎える来年7月)までかと思っていた」と述べた。その上で、「私見です」としながらも、辞職が早まったことを前向きにとらえていることを明らかにした。

 川勝知事の反対姿勢によってリニア中央新幹線の静岡工区の工事が遅れてきたことについては「山梨県駅(仮称)が2031年には完成するので、品川―名古屋間のできるだけ早い全線開通を望む」と注文を付けた。(米沢信義)

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