「東洋大卒」と学歴を偽ったと指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長が、市議会の調査特別委員会(百条委員会)に18日までの提出を求められていた「卒業証書」を提出しなかった。田久保氏は報道陣の取材に「今月中に辞職する」とする一方、静岡地検への上申については「(刑事告発で)事情が変わった」として、保留していることを明らかにした。
田久保氏は報道陣の取材に、卒業証書を提出しなかったことについて「刑事告発によって事情が変わった。万全の構えで対応しなければならなくなった」と話した。卒業証書は現在も顧問弁護士の事務所の金庫に保管されているという。
田久保氏は7日の記者会見で、2週間程度のうちに卒業証書と卒業アルバムなどを上申書とともに静岡地検に提出し、調べを委ねるとしたうえで、「速やかに辞任する」と表明していた。上申の保留は弁護団の判断という。会見時にはすでに刑事告発を受けていたが、詳細は把握していなかったとしている。
東洋大学を卒業したかどうか…