記者会後、握手する八十二銀行の松下正樹頭取(左から)、静岡銀行の八木稔頭取、山梨中央銀行の古屋賀章頭取=2025年3月27日、東京都内、志村亮撮影

 地銀大手の静岡銀行は27日、長野県を基盤とする八十二銀行と包括業務提携を結ぶと発表した。すでに山梨中央銀行と業務提携を結んでおり、枠組みを3行に広げる。提携を通じ、人口減少など3行が抱える課題の解決を目指しながら、収益機会の拡大を狙う。

 3行の頭取はこの日、都内で会見を開き、静岡銀の八木稔頭取は「3行で地域の魅力を高め、地域の課題解決を加速させたい」と話した。

 静岡銀と山梨中央銀は、2020年に業務提携を結び、地域活性化や協調融資などで協力してきた。21年に中部横断自動車道が全線開通するなど、3県で人や物の交流が盛んになっている。連携を拡大することで人口減少など、共通の課題解決に向けた取り組みを強めたいという。

 今後、人手不足などに対応す…

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