全日本吹奏楽コンクール金賞を報告する静岡大吹奏楽団の沼崎沙耶副団長(左)と吉田厚輝団長=2024年12月20日、静岡県庁、吉田博紀撮影

 全日本吹奏楽コンクールで金賞に輝いた静岡大吹奏楽団が20日、森貴志副知事を表敬訪問し、受賞の報告をした。同楽団の全国大会出場は今年で21回を数えるが、金賞は初めてだ。

 今年の吹奏楽コンクール大学の部は10月、札幌市で開かれた。静大吹奏楽団は参加15大学の14番目に演奏し、最高賞を贈られた6大学の一角に入った。

 団長の吉田厚輝さん(教育学部4年)は「今年は合奏だけでなく、パート練習にも重きを置いて、細部まで仕上げられたのが良かった。先輩方の積み上げてきたものが金賞につながった」と喜びを表した。

 来年、団長を引き継ぐ沼崎沙耶副団長(地域創造学環3年)は「2年連続金賞はもちろんだけど、来年は県内を横断する演奏ツアーをやって、地域に愛される楽団にしていきたい」と意気込んだ。来年4月以降、静岡を皮切りに掛川、沼津、浜松などで演奏会を開くという。

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