ソウル駅で2025年5月18日、韓国大統領選の候補者による討論会を報じるテレビに映し出された保守系与党・国民の力の金文洙(キムムンス)氏(左)と進歩(革新)系の最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)氏=AP

 6月3日の韓国大統領選へ向けた初めての候補者討論会が18日夜、ソウル市内で開かれた。今回は「経済」がテーマだったが、議論は尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領が出した「非常戒厳」や、対米・対中といった外交問題をめぐる批判の応酬に発展した。

  • 成長鈍る経済、山積する社会課題 韓国大統領選で問われることは

 討論会には保守系与党・国民の力の金文洙(キムムンス)前雇用労働相、進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)前代表、保守系野党・改革新党の李俊錫(イジュンソク)氏ら4候補が参加した。

 慢性的な経済の停滞について、李在明氏は当時与党に所属していた尹氏が出した非常戒厳が内政に混乱をもたらしたという趣旨の指摘をしたうえで「経済がマイナス成長したことについて、責任を感じないのか」とただした。

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 金氏は「非常に申し訳ない」…

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