靴に仕込んだ小型カメラで女性のスカートの中を撮影したとして、警視庁が、3方面本部の男性警部（45）を性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで書類送検し、減給100分の10（6カ月）の懲戒処分とした。いずれも11日付。警部は同日、依願退職した。同庁への取材でわかった。
警部は渋谷署や成城署などを管轄する3方面本部に所属する。同庁によると、警部は休日だった5月9日朝、東京都目黒区の東急電鉄自由が丘駅近くの路上で、若い女性4人のスカートの中を撮影した疑いがある。同庁は、靴の中にペン型カメラを隠して、盗撮したとみている。
警部はこの日の夕方、渋谷区の商業施設で女子高校生2人に同様の行為をしたとして目撃者の男性に取り押さえられ、その後の捜査で、同日朝の行為が明らかになったという。
警部は同庁の調べに「これまで数回盗撮した。気持ちを抑えきれなかった」といった趣旨の供述をしたという。
同庁は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分しました。再発防止に努めて参ります」としている。
