ソウルの憲法裁判所で2025年2月13日、弾劾審判に出廷した尹錫悦大統領=東亜日報提供

 韓国の聯合ニュースによると、ソウル中央地裁は7日、「非常戒厳」の宣布をめぐり内乱を首謀した罪で起訴された尹錫悦(ユンソンニョル)大統領を釈放する決定をした。弁護側が尹大統領の起訴の手続きなどが違法だとして、拘束状態を解くよう求めていた。

 尹氏は1月15日に拘束令状に基づいて身柄を拘束され、19日に正式に逮捕された。その後、検察が26日に起訴したが、弁護団はその時点では拘束期限を過ぎており、拘束したままの起訴は違法だと主張していた。

 起訴状によると、尹大統領は昨年12月、憲法秩序を乱す目的で非常戒厳を宣布した。検察は尹氏を内乱の「首謀者」と位置付けるが、尹氏側は「内乱には当たらない」と反論している。

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