ソウルで2025年3月1日、「3・1独立運動」を記念する式典に出席した、大統領の権限を代行する崔相穆・経済副首相兼企画財政相(前列右から4人目)=東亜日報提供

 日本統治下の朝鮮半島で1919年に起きた「3・1独立運動」を記念する式典が韓国で1日に開かれ、弾劾(だんがい)訴追された尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の権限を代行する崔相穆(チェサンモク)経済副首相兼企画財政相が演説した。崔氏は日韓国交正常化から60年となる今年、「両国がともに過去の傷を癒やしながら、韓日関係の新章を開いていくことを期待する」と訴えた。

 崔氏は現在の厳しい国際情勢に効果的に対応するには、「韓日間の協力が必ず必要だ」と主張。尹大統領の対日政策を踏襲し、友好的なメッセージに終始した。

 また、北朝鮮の脅威には米韓同盟に基づいて「挑発を断固として抑制する」と述べる一方、「対話の道は常に開いておき、南北関係を安定的に管理していく」と訴えた。

 韓国では尹大統領の出した非…

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