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尹錫悦大統領の支持者による暴動が起きたソウル西部地裁で、盾などを使い厳重に警備をする警察官ら=2025年1月19日、ソウル、清水大輔撮影

 韓国の世論調査機関ギャラップは24日、進歩(革新)系最大野党・共に民主党の支持率が40%に上昇し、38%だった保守系与党・国民の力を上回ったと発表した。17日に発表された前回調査では、約5カ月ぶりに国民の力の支持率が共に民主党を上回ったが、1週間で再逆転したかたちだ。

 今回の調査は、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の支持者らによってソウル市内の裁判所が19日に襲撃された後の21~23日に実施され、全国の18歳以上の1千人から回答を得た。

 国民の力の支持率は、尹氏が昨年12月3日に非常戒厳を出した後、一時は24%に低下し、48%まで上昇した共に民主党の半分の水準になった。しかし、その後は両者の差は縮小。前回の調査では国民の力が39%、民主党が36%となり、与野党の支持率が逆転していた。

 ただ、その後の19日には尹氏の支持者らによるソウル西部地裁の襲撃事件が発生。韓国メディアによると、庁舎に乱入した支持者ら50人以上が身柄を拘束され、警察官が負傷した。

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