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主要7カ国首脳会議(G7サミット)に参加するため2025年6月16日、カナダ西部カルガリーの空港に到着した韓国の李在明(イジェミョン)大統領夫妻=東亜日報提供

 韓国の李在明(イジェミョン)大統領が16日、カナダ西部で開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待され、対面外交のデビューをした。非常戒厳を出した尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の罷免(ひめん)に伴って今月4日に就任したばかり。準備不足も指摘されるなか、首脳外交の再開で韓国に民主主義が回復したと示す必要があるとして、参加に踏み切ったという。

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 ただ、トランプ米大統領の突然の会議途中での帰国で、最重点で予定していた米韓首脳会談が流れるなど、難しい船出となった。

 議長国カナダに招待された李氏は16日、サミット会場のカナナスキスに近いカルガリーに到着。同じく招待国の南アフリカのラマポーザ大統領や豪州のアルバニージー首相らと会談した。

 3日の大統領選を経て就任した直後で、外交・安全保障分野を含めた人事も進行中であることなどから、政権内には内政に集中すべきだとの意見もあったという。

 李氏はカナダに向かう専用機内で記者団に「無理があるのは明らかで、当初は不参加も考えた」としつつ、韓国が正常化されたことを示し、国際社会との協力関係も考えるべきだとの意見が多かったため参加することにした、と説明した。

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