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2025年1月15日、ソウル近郊の拘置所に移送される尹錫悦大統領(中央)。聯合ニュース提供=ロイター

 韓国の世論調査機関ギャラップは17日、与党・国民の力の支持率が39%に回復し、最大野党・共に民主党の36%を上回ったとする調査結果を発表した。与野党の支持率が逆転するのは約5カ月ぶりだという。

 国民の力の支持率は、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が昨年12月3日に非常戒厳を出した後、24%に低下し、48%だった共に民主党の半分の水準にとどまったが、今月7~9日の前回調査時は国民の力が34%に上昇し、36%だった共に民主党と拮抗(きっこう)していた。

 ギャラップは、2016年に朴槿恵(パククネ)大統領(当時)が弾劾(だんがい)訴追された際は長期間にわたって、与党の支持率が低下したとして「前回の弾劾時と明らかに違う傾向が出ている」とした。一方、3%の差は誤差の範囲の可能性もあるとしている。

 今回の調査は14~16日に実施され、全国の18歳以上の計1001人から回答を得た。尹氏は15日に内乱容疑で拘束された。

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