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大統領選への立候補を表明する金斗官氏=2025年4月7日、ソウル、東亜日報提供

 「非常戒厳」を出した韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)氏の大統領罷免(ひめん)に伴う次期大統領選は、6月3日に実施される見通しだと7日、複数の韓国メディアが報じた。8日の閣議で確定する予定だが、与野党からは早くも立候補に向けた動きが相次いでいる。

 「過酷な内乱の冬は終わった。国民統合の先頭に立ち、国の未来を新たにつくっていく」。7日午前、進歩(革新)系の最大野党・共に民主党の前国会議員で元慶尚南道知事の金斗官(キムドゥグァン)氏が記者会見して立候補表明し、尹氏による非常戒厳を強く非難したうえで、分断状態にある社会の融和を訴えた。

 同党の李在明(イジェミョン)代表は8日か9日に代表を辞任すると、韓国メディアが報じている。大統領選への立候補には代表辞任が必要との党の規定に沿った動きだ。李氏は世論調査会社・ギャラップが4日に発表した大統領にふさわしい政治家の調査で34%とトップを走る。

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