韓国大統領選の投開票を翌日に控えた2日夜、国会のあるソウル・汝矣島(ヨイド)には、候補者による最後の演説を聴こうと多くの市民が集まった。候補者の名前が書かれたプラカードやペンライトを掲げながら、最後の訴えに大きな歓声で応えていた=2025年6月2日午後8時17分、清水大輔撮影

 尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の罷免(ひめん)に伴う異例の大統領選挙を迎えた韓国。尹氏が非常戒厳を出した昨年12月から社会の混乱状態が続く中、有権者は候補者たちに何を託したのか。

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 大学院生の女性(29)は、進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)氏に投票した。非常戒厳に怒りを覚え、「(尹氏が所属していた保守系与党の)『国民の力』からは誰が出ても選びたくない」と語る。

 また、対日関係の改善を重視…

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