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左から保守系与党・国民の力の金文洙前雇用労働相、進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明前代表、保守系野党・改革新党の李俊錫氏

 韓国大統領選の投開票が3日に迫った。進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)前代表(60)、保守系与党・国民の力の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働相(73)、保守系野党・改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)氏(40)ら主要な候補は、最後の週末にどこで何を訴えたのか。

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 5月27日までの世論調査で支持率トップの李在明氏は、31日の土曜に中部の忠清道一帯を、6月1日の日曜は慶尚道一帯をめぐった。

 忠清道一帯は伝統的に進歩、保守といった色合いがはっきりと決まっていない。5月23日に世論調査機関・ギャラップが発表した調査結果では、この地域での李在明氏と金氏の支持率は拮抗(きっこう)しており、接戦地域へのてこ入れとしてこの地を選んだとみられる。

 一方、大邱と周辺の慶尚北道は「保守の心臓」と評されるほどの保守地盤だ。保守の尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領が非常戒厳を出して弾劾(だんがい)・罷免(ひめん)されたことを受け、保守の中でも非常戒厳に批判的な層を少しでも引きつけるための戦略とみられる。

 金氏は最後の週末の遊説先に、保守層の地盤である慶尚北道や、有権者が集中する首都圏などを選んだ。

 李俊錫氏はソウル近郊やソウル市内で遊説した。

■非常戒厳を出した尹氏の「同…

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