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韓国大統領選投開票日の3日朝、ソウル市内で投票する女性=2025年6月3日午前7時44分、清水大輔撮影
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 韓国大統領選の投票が3日午前6時から全国で始まった。非常戒厳を出した尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の弾劾(だんがい)・罷免(ひめん)を経て実施される異例の選挙は午後8時に投票が締め切られ、即日開票される。早ければ同日夜に大勢が判明する見通しだ。

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 ソウル市内で3日早朝に投票所を訪れた男性会社員(36)は、「今の韓国は少子高齢化も世界最悪水準。(国が)発展どころか衰退していくのではとの危機感がある」とし、「新しい大統領には戒厳で壊れた社会の修復と、未来へのビジョンを明確に提示してほしい」と話した。

 5月29~30日にあった期日前投票の投票率は34.74%で、2014年に国政選挙で期日前投票が初めて実施されて以降、2番目に高かった。

 今回の大統領選には進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)前代表(60)、保守系与党・国民の力の金文洙(キムムンス)前雇用労働相(73)、保守系野党・改革新党の李俊錫(イジュンソク)氏(40)ら計5人が最終的に立候補している。全員男性で、韓国メディアによると女性候補者がいなかったのは18年ぶり。22年の前回選挙では、国民の力から立候補した尹氏が0.73ポイント差で李在明氏を破った。

 世論調査では李在明氏がトッ…

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