ソウル中央地裁で2024年11月25日、無罪判決を受けて記者団の質問に答える共に民主党の李在明代表(中央)=東亜日報提供

 韓国のソウル中央地裁は25日、自らが被告人の刑事裁判で証人にうその証言をさせたとして、偽証教唆の罪に問われていた進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)代表に対し、無罪判決を言い渡した。韓国メディアによると、検察側は控訴する方針を示した。

 次の大統領選の有力候補とされる李氏は首長時代に公費を流用した疑いなどがあり、計5件の刑事裁判を抱えている。今月15日には公職選挙法違反の罪で懲役1年執行猶予2年の有罪判決を受けた。今回はそれに続く判決で、5件の中で無罪が言い渡されたのは初めて。

 李氏は証人にうその証言をするよう要求したとして、昨年10月に在宅起訴された。判決は証人には罰金刑を言い渡す一方、検察側の通話記録などの証拠だけでは、李氏が「偽証を要求したとみるのは難しい」と判断した。

 無罪判決を受け、共に民主党…

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