参院選で「問われるもの」について、有識者らに聞きます。今回は、全国各地の選挙を追いかけている時事芸人のプチ鹿島さんです。
全国各地の選挙を追いかけ、映画化もしてきた僕にとって、選挙の現場は勉強になり楽しいものでした。人間の喜怒哀楽が詰まった「祭り」を見るのが好きでした。
そこにはルールとマナーを守った真剣勝負という前提があったはずなのに、最近はそのたがが外れてしまったように見える。ヘイトスピーチやデマが飛び交い、「(集会や街頭演説などを)じかに見に行って」と言いたいのに、そう言えないジレンマがあります。
排外主義、自分は無関係か
参院選では自民党が「『違法外国人ゼロ』に向けた取組みを加速化」と掲げています。また、排外主義としか思えない主張をしている政党もあります。今は矛先が外国人に向けられていて、僕はまだ関係ないかもしれない。でも、それはいつか自分に巡り巡ってくる。
かつて生活保護バッシングが…