統計

 総務省が5日に発表した7月の家計調査報告によると、2人以上の世帯が使ったお金は30万5694円で、物価変動の影響をのぞいた実質で前年7月より1.4%増えた。月による振れが大きい自動車購入による押し上げが強かった。一方、値上がりが続く食料への実質支出は2カ月続けて減った。

 食料への支出は名目(支払った額)では5.7%増えたが、実質では1.8%のマイナス。パンやチョコレートが減った。コメは全体の購入量は0.7%減と小幅な動きだったが、ブレンド米など価格の安いものを買う傾向が強まっており、名目の伸びは52.6%増と前月(75.9%増)より低下した。

 電気代(6月使用分)は実質で11.0%の増加。気温が高かったためとみられるという。猛暑の影響では、アイスクリーム・シャーベットやタオルへの支出が増加。一方で外食は実質で減少に転じており、暑さで外出機会が減った可能性があるという。

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