統計

 総務省が9日発表した3月の家計調査によると、2人以上の世帯が使ったお金は33万9232円で、物価変動の影響をのぞいた実質で、前年3月より2.1%増えた。同省統計局は「消費が持ち直している面も見られるが、食料などでは節約傾向も出ている」としている。

 分野別では、電気代が10.6%増えた。昨年より気温が低かったことなどが影響した。基本ソフトの切り替え期が近づいているパソコンや、新型のスマートフォンへの支出も伸びた。

 食料への支出は0.7%減った。キャベツが31.2%減、ネギが20.0%減など値上がりが大きい野菜で、買う量が抑えられている。牛肉、豚肉が減る一方、鶏肉が増えるといった節約志向も続く。酒類は23.5%増えたが、ビール値上がり前の駆け込み需要とみられるという。

 コメは名目値(実際に支払っ…

共有
Exit mobile version