ツアーでは、ガイドする「ジョイナー」(左から2人目)が一緒に店を訪れ、外国人旅行客と店主らをつなぐ=大阪メトロアドエラ提供
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 「Osaka JOINER」(オオサカジョイナー)と名付けた訪日外国人客(インバウンド)向けのローカルガイドツアー事業を、大阪メトロの関連会社が今春から始めた。少人数向け、当日予約もOKとし、気軽に大阪の街と人を楽しんでもらいたいという狙いだ。

 大阪を訪れる外国人旅行者からは「大阪ならではの食や酒を味わいたい」「地元の人と交流したい」といった声が出ているという。

 「大阪メトロアドエラ」(大阪市)がこうした期待に応えようと、ツアー事業を企画した。

 小さなお店だと、言葉の問題などがある。そこでアドエラ社では「ガイドが間に入って案内すれば、外国語対応やトラブルの不安が小さくなるのでは」と考えた。

 案内役は「ガイド」ではなく、「ジョイナー」とした。「つなぐ」という意味の英語の「JOIN」に、「~する人」となるよう「ER」を付けた。つまり「つなぐ人」だ。

小さなビルの中の店も案内

 小さなビルの中にある飲食店や物販店など、外国人観光客の目にはとまりにくい店を案内する。個性的なお店の店主との間に入って通訳するなどし、食事や会話を楽しんでもらう。

 ツアーでの行く先の一つ、大…

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