米国野球殿堂の新たな候補者にイチローさんが加わったことについて、同博物館のジョシュ・ラーウィッチ館長が日本人初の殿堂入りへの期待などを語った。
―殿堂入りすれば日本はもちろん、アジア出身選手としても初。
「彼の日米球界における存在感、成し遂げた業績の意義は語り尽くせない。彼のようなスケールで影響を与えた選手が投票対象となるのは初めて。発表は野球界にとって非常にエキサイティングなものになるだろう」
―数々の快挙で印象深いものは。
「あの継続力が存在を際立たせている。毎年のように200安打、打率3割以上を続け、米国だけで通算3千安打を達成した。個人的には私がドジャース職員だった2001年の7月、新人だった彼が球界最高の先発投手の一人だったケビン・ブラウンからドジャースタジアムで先頭打者本塁打したことかな」
―博物館には多くのイチローさんの用具が寄贈されている。
「イチローさんは何度も自分の足でこの地を訪れた。彼は用具の提供にも非常に協力的だ。私たち殿堂関係者にとっても特別な存在だ」(共同)