7日の日米首脳会談にどう臨むべきか。首相は安全保障、経済分野での日本の米国に対する貢献を前面に打ち出し、トランプ氏の対日圧力を何とか回避する戦略を描く。
安保分野の政策をライフワークとする首相は、まずはトランプ氏との間で強固な日米同盟を確認したい考えだ。トランプ氏は1期目、日米安全保障条約が「不公平」と主張した経緯もある。首相は会談で、防衛費の国内総生産(GDP)比2%への引き上げなどを強調し、日米同盟における日本の役割分担や負担を増やしていく方針を説明する。首相は周囲に「日本が米国にとっていかに安全保障上で重要な役割を果たしているかを伝えたい」と意気込む。米国の日本防衛義務を定めた日米安保条約第5条の沖縄・尖閣諸島への適用や、北朝鮮による拉致問題解決への協力も確認したい考えだ。
「ひょっとしたら」
経済面では日本が世界最大の…