関税協議前に記念撮影する赤沢亮正経済再生相(右)とベッセント米財務長官(中央)ら=2025年5月1日、ワシントン、代表撮影

 石破茂首相が大阪・関西万博のイベントで来日するベッセント米財務長官と18日に会談する方向で調整していることがわかった。ベッセント氏は赤沢亮正経済再生相をカウンターパートに日本との関税協議で米側の交渉役を務めており、首相はベッセント氏との会談では関税措置について意見を交わす可能性がある。

 ベッセント氏は、19日に万博会場で開催される米国の「ナショナルデー」に参加するため、米政府代表団を率いて来日する予定。複数の政府関係者によると、ベッセント氏がイベント前日の18日に首相を表敬訪問する方向で調整している。

 19日には、関税協議で日本側の交渉役を務める赤沢亮正経済再生相がベッセント氏と会い、閣僚級協議を行う予定だ。

 トランプ米大統領は7日、日本に対して25%の新たな相互関税の税率を通知。発動される8月1日に向けて、日本政府は交渉を進めたい考えだ。

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