立憲民主党の野田佳彦代表、日本維新の会の前原誠司共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表は11日、今国会最後の党首討論で、参院選を控えて党の看板政策を石破茂首相にぶつけた。ただ、内閣不信任決議案の提出には誰も言及せず、迫力を欠く展開となった。
野田氏は10日に参院選の党公約を発表したばかり。夕刻開催でテレビ中継される党首討論の場を活用し、原則1年間の食料品の消費税ゼロ%や、国民1人当たり2万円の現金給付など、物価高対策のアピールに専念した。
野田氏は消費減税について「食料の高騰で困っているみなさまを助ける唯一の道だ」と主張。これに対し、首相は「消費減税は(実施まで)時間がかかり、コストがかかり、社会保障の財源をどうするかの答えがない」と反論した。
立憲など野党7党が11日に…