石破茂首相は27日午前、ベトナム、フィリピンを訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発した。トランプ米政権から46%の「相互関税」の対象とされたベトナムのファム・ミン・チン首相と28日に、日本が「準同盟国」級と位置づけるフィリピンのマルコス大統領と29日にそれぞれ会談。米国の東南アジアへの関与が不透明さを増す中、経済と安全保障の両面で両国との連携を深める。30日に帰国する。
両国首脳とは米国の関税措置の影響についても議論するとみられる。首相は出発前、首相公邸で記者団に「米国の関税措置は両国に進出している日本企業にも大きな影響がある。現地で日本企業の意見、懸念を聞き、我が国のトランプ関税に対する政策に役立てたい」と述べた。
首相はまた、「東南アジアの…
