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記者会見をする東京私大教連の浜岡剛・中央執行委員長(中央)=2025年4月4日午後1時0分、東京都千代田区、島崎周撮影

 関東甲信越の私大などの教職員組合でつくる東京私大教連(東京地区私立大学教職員組合連合)は4日、昨春に首都圏の私大に入った学生の家計負担に関する調査結果を発表した。自宅外通学生の場合、受験費用や家賃など受験から入学までの費用が231万4781円となり、調査を始めた1985年以降、最高額となった。

 調査は昨年5~7月、東京、埼玉、栃木の3都県にある計9大学・短大の新入生の保護者を対象とした。約3900件の回答を得たという。

 結果によると、自宅外通学者の受験から入学までの費用は前年より1万2600円(0.5%)高かった。このうち、受験料や交通費、宿泊費を含む受験費用は27万3800円で、前年より2万円(7.9%)高い。1人あたりの受験回数は減っており、私大教連は宿泊費などの高騰が原因とみている。

借入金も過去最高に

 また、授業料など入学に必要な費用を借り入れた場合の金額も平均203万1千円に上り、前年の194万1千円を大きく上回って過去最高になった。自宅通学者の166万9千円に対し、自宅外通学者は247万円で、その差は前年より約28万円広がった。

 また、親元を離れて通う学生(下宿生)の1日あたりの生活費は653円で、過去3番目に低い水準となった。

 記者会見をした東京私大教連の浜岡剛・中央執行委員長は「調査結果からは家計負担が重くなっていることの切実さが感じられる。物価高騰や学費値上げも進む中、さらに負担は重くなる。学生が安心して通えるよう支援態勢を充実させる必要がある」と話した。

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