香港の郵政当局は16日、米国向けの物品の入った郵便物の受け付けを停止すると発表した。トランプ米政権は5月から中国本土や香港からの少額貨物に対する免税措置を停止することを決めており、これに対する対抗措置とみられる。
郵政当局によると、船便は16日から、航空便は27日から受け付けを停止する。16日の発表文では、米側の免税措置の停止は、「いじめ行為」だとして批判した。受け付けを停止するのは小包などで、手紙や書類などは今後も引き受ける。
米国には800ドル(約11万4千円)以下の貨物の関税を免除する規定がある。ただトランプ政権は5月2日から、中国本土や香港からの貨物に対しては規定の適用を停止すると決めた。