JR東日本が展開する多機能ロッカー「マルチエキューブ」は、発送や受け取りなど1台4役の機能を果たす=JR新宿駅

 見慣れた駅のロッカーが、コロナ禍を経て急速な進化を遂げている。乗客減に苦しんだ鉄道各社が、人を介さずに荷物をやりとりできることや便利な立地など、ロッカーが持つ「潜在力」に注目。ネット通販の商品受け取りや手荷物のホテル配送など、新サービスが次々と登場している。

 JR東日本は9月から、東京、新宿、上野、品川、池袋の5駅で、午前11時までにロッカーに手荷物を預ければ、当日午後6時までに指定の宿泊先に届けてくれる「ホテル即配サービス」を始めた。出張や観光で上京した際、手ぶらで仕事先に向かったり、観光に繰り出したりできるというのが売りだ。

 料金はロッカーのサイズに応…

共有
Exit mobile version