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切符を窓口販売した住民らと記念写真を撮影=2024年3月31日、千葉県木更津市の馬来田駅、堤恭太撮影
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 JR久留里線の馬来田駅(千葉県木更津市真里)で続いていた、珍しい地元住民による切符の販売が、終わった。無人駅化に抗してJR東日本と販売などの簡易委託契約を結んで約28年。住民の高齢化で終止符を打った。

 最終日の3月31日。

 住民の業務開始前には、切符を販売する窓口にすでに長い列ができ、窓口が閉じるまで列は続いた。

 東京から来たという会社員の男性は「駅の窓口でお金を払って乗車券を買うなんて今ではなかなかできない経験。しかも売っているのが住民なんて……」。通院で駅を利用するという地元の女性も「寂しくなるわね」と名残惜しそうだった。

交代で窓口業務担う

 大正時代の建設の同駅が無人…

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