3月に大分市であった全国高校ハンドボール選抜大会で、駿台甲府(甲府市)の男子ハンドボール部が、決勝で浦和学院(埼玉)を35―27で破り、2連覇を果たした。爆発的な攻撃力を見せて大会の最優秀選手に選ばれたのが、エースでセンターバックの小路(しょうじ)凰太(おうた)さん(3年)。憧れの選手の背中を追って、川崎市から駿台甲府の門をたたいた。
小路さんの憧れは、1学年上で今春卒業した古沢宙大(そら)さん(中央大)。小路さんと同じセンターバックで、駿台甲府では主将として、選抜大会、高校総体、国民スポーツ大会の「高校3冠」を成し遂げた。U19(19歳以下)日本代表にも選ばれる逸材だ。
悩んだときに見た動画
古沢さんの存在を知ったのは、川崎市立西中原中1年のとき。出場できなかった全国大会の動画に、目が留まった。
素早い試合さばき。アイコン…