コンサドーレの2024年シーズンの初ゴールを決めたルーキーの原選手=北海道コンサドーレ札幌提供
  • 写真・図版

 コンサドーレは今季、リーグ戦4試合を戦い、わずか1ゴールで1分け3敗と苦しいスタートとなった。この1ゴールは3月16日に札幌ドームで行われたFC町田ゼルビア戦で、途中出場した高卒ルーキーの原康介選手が決めたもの。原選手にとってはもちろん、クラブにとっても特別で、大きな期待につながるものだった。

 原選手は愛知県屈指の進学校・名古屋高校でプレー。2023年の春から強化部スカウト担当の鈴木智樹が、同校の大久保コーチとコミュニケーションを取り、注目していた。年末年始に行われた全国高校サッカー選手権大会において、北海道代表の北海高校戦でもゴールを決めるなど、初出場の同校を8強進出に導く立役者として活躍。その姿を見て原選手をテスト生として沖縄キャンプに招集したことから、歯車が動き始める。

 原選手は大学受験も控えてい…

共有
Exit mobile version