4月13日に開幕する大阪・関西万博の「関西パビリオン」に入る徳島県ゾーンの内覧会が23日、会場の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)であった。徳島の伝統を学び、現在や未来へとつなぐ仕掛けを盛り込んだという。
関西パビリオンは、中央の円形広場から放射状に8府県の展示ブースが並ぶ。鳥取県と和歌山県の間にある徳島県ゾーンのコンセプトは「水とおどる」。豊かな水が、藍染めや和紙などの伝統を生み、人々の暮らしを支えてきたことを伝える。
「指し物」と呼ばれる伝統技法で組んだ格子状の扉が来場者を迎える。木工職人の集団「富永ジョイナー」の作品だ。
その奥に藍色の空間が広がっている。天井には藍染め工房「ISSO(一草)」の作品。阿波藍で染めたシルクで渦潮を表現し、来場者は海の中にいる感覚を味わえる。
藍染め体験、来場者が作り上げる作品も
左側の「伝統展示エリア」で…