絢爛(けんらん)豪華な祭り屋台が美しさを競う「春の高山祭」(山王祭)が14日午前、岐阜県高山市で始まった。大規模修理が施されていた大国台(だいこくたい)が3年ぶりに祭りに戻り、江戸時代から受け継がれる国重要有形民俗文化財の12台が曳(ひ)き揃(そろ)えられた。
高山市城山にある日枝神社の祭礼。御旅所前には三番叟(さんばそう)、石橋台(しゃっきょうたい)、龍神台(りゅうじんたい)の3台が並び、屋台上から次々にからくりを奉納。「綱方(つなかた)」と呼ばれる人たちが操る人形の舞に、観衆たちが見入った。
14日夜には、ちょうちんで飾った屋台を曳く夜祭(よまつり)、15日は引き続き、屋台の曳き揃えやからくり奉納が予定されるが、天候悪化で中止や縮小になることもある。