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 2連覇はおろか、メダルすらも逃した。スピードスケート世界距離別選手権1500メートルで高木美帆はまさかの4位。最も注力する種目で、年明けのW杯からこれで5戦連続で頂点に立てなかった。「フラストレーションがたまっている。ぶつけたい思いがある」との闘志は実らなかった。

 序盤から飛ばした。1100メートルの通過は全体トップ。だが残り1周で失速。3000メートル覇者で長距離型のベーネが前の組で出した記録に0秒43も遅れ、うつむいた。

 「攻め切るレースを実行したい。そこを突破しない限り、次のステップには進めない」と語っていた日本のエース。課題を残したまま、来季の五輪につながるシーズンを終えた。

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