開隆堂出版が検定申請した「家庭基礎」から。闇バイトに応募すると犯罪者になりかねないと解説している

 闇バイト、フェイクニュース、ディープフェイク――。2026年度から使われる高校教科書には、SNSなどの情報リテラシーに関する説明が様々な教科で盛り込まれる。

 高校生がSNSで犯罪に巻き込まれたり、選挙で誤情報に惑わされたりしないよう、教科書で注意を呼びかける時代になっている。

 文部科学省が3月に検定を終え、内容を公表した。

 例えば、ミャンマーを舞台にした国際的な詐欺に日本の高校生が巻き込まれたことでも注目を浴びた「闇バイト」。開隆堂出版は「家庭基礎」「家庭総合」で取り上げた。

 スマートフォンでアルバイトに応募した若者が強盗を指示され、「やらないなら100万円用意しろ! 家も学校もバレてるぞ。家族がどうなってもいいのか?」と脅され、おびえる様子をイラストで示した。

 大修館書店の「保健体育」では、「実態は『バイト』などではなく『犯罪実行者』の募集」と説明されている。「高額案件」「即金で支払う」などの誘い文句や、学生証の写しを送らせて犯罪から抜け出せなくする手口にも触れた。

 選挙や政治への影響も多く取り上げられる。

 東京書籍の「情報Ⅰ」では…

共有
Exit mobile version