カラフルでポップなビワマスなどが描かれた新商品のパッケージ=丘峰喫茶店提供

 滋賀県の伝統食・なれずしやへしこを県外や若い人に知ってもらおうと、長浜市木之本町の「丘峰喫茶店」は、高校生が描いたポップな魚のイラストをパッケージに起用した新商品の販売を始めた。「なれずしらしくない」と、売れ行きは好調という。

 1月に新ブランド「The wonderful world of fermentation around biwako」(素晴らしき発酵の世界)として売り出した。

 なれずしは「ビワマスのこけらずし」「コアユのなれずし」「サバのなれずし」「ふなずし」の4種。へしこも「コアユのへしこ」「コアユのへしこオリーブオイル漬け」「サバのへしこ」「サバのへしこ甘粕漬け」の4種を取りそろえた。時期により販売商品は変わることもある。

 このほか、ビワマスのこけらずしなど3種が入った「近江の発酵食べくらべ」がある。2、3人分の食べやすい量で、定価は各1620円(税込み、取扱店舗により異なる場合あり)。「琵琶湖の宝石」と呼ばれるビワマスのこけらずしや、コアユのへしこの商品化は珍しい。

 ビワマス、コアユなどの色鮮やかなイラストを担当したのは、県立高島高校の黒川琉伊(るい)さん(17)。琵琶湖の生物に詳しく、人気テレビ番組に「琵琶湖博士ちゃん」として出演した経験がある。2022年に「はじめてのびわこの魚」(能美舎)を出版。琵琶湖淀川水系に生息する50種類の魚を200色の色鉛筆で描いている。

 なれずしやへしこの商品は、1~3月に長浜市内で開かれた「長浜盆梅展」のお土産売り場で販売したところ、40個が完売。市内では「湖のスコーレ」内の「ハッピー太郎醸造所」(元浜町)、「山路酒造」(木之本町)、「冨田酒造」(同)で販売している。

 商品はすべて、「丘峰喫茶店」「能美舎」を運営する堀江昌史(まさみ)さんの手作り。堀江さんは「なれずしはハードルが高くなりがち。特別な伝統食から、普段使いの料理となるように、まずは気軽に手に取ってもらえれば」と話している。

 商品は丘峰喫茶店のホームページ(https://kyuhou.jp/)でも通信販売している。問い合わせは堀江さん(080・2079・4692)。

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