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高校生からの質問を受ける池田豊人・香川県知事(左)=2025年8月6日午前10時37分、香川県庁、渡辺杏果撮影
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 若い世代に香川県内の課題に関心をもってもらおうと、県は6日、高校生らが記者役となる「知事記者会見」を開いた。高校生からは、県立高校の統合や四国新幹線の必要性など幅広い質問が飛び、池田豊人知事は1時間超にわたり応じていた。

 昨年に続き2回目の開催。県内6高校の生徒会や新聞部、放送部から生徒25人が参加した。生徒はノートやタブレットなどを使い、メモを取って話を聞いた。

 津田高校生徒会の朝日千晶さん(2年)は、2030年に統合が予定されている津田、志度、石田の県立3高校に関する施策について質問。池田知事は「住民や卒業生の思いをどう尊重するかは重要。交流会館のようなものを作り、みんなが集まれる場所にしていきたい」と答えた。

 終了後、朝日さんは「津田高校の文化祭では、志度、石田高校のブースも設ける。(知事の意見を)今後の取り組みに生かしたい」と話した。

 四国新幹線の必要性を問われた池田知事は「飛行機とは輸送量が違い、(新幹線の実現で)人の広域的な動きが出てくる」「必ず実現しないといけない」と力を込めた。

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