阪神甲子園球場

 日本高校野球連盟は1日、大阪市内で理事会を開き、2026年シーズンから春夏の甲子園大会など公式戦で、投手の代わりに、守備につかない別の選手が打席に入る指名打者(DH)制を採用することを決めた。来春の選抜大会、春季都道府県大会から導入される。

 全国的に部員数が減少する中で、新たに活躍する機会を創出するほか、熱中症対策を含めて投手の負担を減らすことが狙い。

  • プロ入りの夢と、譲れない今と ひじを手術した甲子園V投手の1年

 大学野球でも東京六大学リーグや関西学生リーグで来年度からDH制を採用することが決まっており、野球界全体の流れも考慮した。

 日本高野連は数年前からDH制について議論を重ねてきた。昨年12月に設置した「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」では、7回制やリプレー検証とともにDH制導入も議題の一つだった。

 同連盟の技術・振興委員会や審判規則委員会、さらに都道府県高野連とも意見交換を重ね、今回の決定に至った。

共有
Exit mobile version