先発した旭の森直柔投手=2025年7月11日、万博、西崎啓太朗撮影

(11日、第107回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 旭2―5箕面自由)

 「守備や攻撃で仲間がもり立ててくれたのに」

 五回途中まで投げて5失点。旭の先発、森直柔(なおなり)投手(3年)は試合後、涙が止まらなかった。

 生まれてすぐに豪州に渡り、小学生のころから現地のクラブチームなどで野球に励んだ。

 高校野球のチームプレーに憧れて日本に戻り、旭の野球部に入ったのは高校1年の夏。途中から入った自分に、仲間はいつも優しく声をかけてくれた。試合後のミーティングではそんな仲間への感謝の言葉があふれた。「『野球』を教えてくれてありがとう」

共有
Exit mobile version