愛媛県内の55校49チームが甲子園出場の切符を争った第107回全国高校野球選手権愛媛大会で、本塁打はゼロだった。
県高野連によると、大会で本塁打が1本もなかったのは、松山東が北四国(香川、愛媛両県)代表校に選ばれた1950(昭和25)年以来、75年ぶり。
大会関係者の一人は「今夏はレベルの高い投手が多く、打者が力を発揮できない場面が何度もあった」と指摘する。昨年導入された低反発バットの影響や、メイン球場となった松山市の坊っちゃんスタジアムがプロ野球が使う広い球場だからと指摘する声もある。
一方、大会中の48試合で、フェンスを直撃する打球は数本見られた。5回や7回で試合が終わるコールドゲームは14試合だった。