六回表、生還して次打者に迎えられる海星の鰐川隆夫選手(左)=県営、野崎健太撮影

 第156回九州地区高校野球長崎県大会の決勝が6日、長崎市の県営野球場であり、海星が創成館を破って2季連続34回目の優勝を果たした。3位決定戦では長崎商が大村工に勝った。海星、創成館、長崎商の3校は、選抜高校野球大会に出場した壱岐とともに、4月19日から県内で開かれる九州地区大会に出場する。

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 海星が13安打を放ち、快勝した。中軸には進級したばかりの2年生選手が並ぶ。

 一回2死二塁で先制の適時二塁打を放ったのは4番の鰐川隆夫選手(2年)。「チームに流れを持ってこよう」と、狙い球を絞らずに構え、外角のチェンジアップを左翼線に運んだ。

 六回先頭の打席では慎重に球を見極め四球で出塁すると、すかさず二盗を決め、小川直人選手(3年)の適時打で生還。この回、一挙5点を加える猛攻の口火をきり、「いい流れをつくることができた」と手応えを語った。

 加藤慶二監督は「若いチームなので、まだまだ伸びると思う。基本をしっかりと取り組みたい」と2週間後の九州大会を見すえた。

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