7月10日に開幕する第107回全国高校野球選手権香川大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が26日、高松市のサンメッセ香川であり、参加37校36チームの対戦カードが決まった。開会式は7月6日午後5時から、高松市のレクザムスタジアムである。
冒頭、県高野連の平尾浩一郎会長が「仲間と紡いできたチーム力を結実させる大舞台。どのような組み合わせになってもしっかり準備をして、正々堂々と戦ってほしい」と呼びかけた。
その後、選手や関係者らが見つめる中、各校の主将が事前抽選の順番通りに番号札の入った封筒を選んでいき、引き当てた番号を大きな声で読み上げていった。
開幕試合は、寒川と大手前高松の一戦。両校は今春の県大会でも対戦し、このときは寒川が競り勝っている。寒川の小西智也主将は「準備してきたので焦りはない。春の試合を参考に対策を考えたい」。大手前高松の広瀬悠貴主将は「春に負けた相手にリベンジできるのでうれしい」と応じた。
シード4校のカードも決まり、3連覇がかかる英明は初戦で笠田と対戦する。英明の山口裕生主将は「相手がどこだろうと関係なく自分のやる野球をやっていく」と自信を見せた。
今春の選抜大会に出場し、春夏連続の甲子園を目指す高松商の初戦の相手は高瀬。昨夏は決勝で英明に敗れた高松商の山田圭介主将は「去年は悔しい思いをしたので、今年は自分が引っ張って挑戦していきたい」と力を込めた。
春の県大会で準優勝だった高松工芸は観音寺一と、同大会3位の四国学院大香川西は高松南とそれぞれ対戦する。
会場はレクザムスタジアムとレクザムBP丸亀(丸亀市)。開幕試合は10日午後0時半から、レクザムスタジアムで予定されている。
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18人が希望した選手宣誓は、抽選の結果、坂出商の日野祐成主将が務めることとなった。
宣誓を引き当てて「自分に運があるなと思った」。本番では「代表して(宣誓)できることを誇りに思う。周りの人に感謝の気持ちを込め、しっかりできるようにしたい」と話した。